「以文会友」千年文人雅集を再現

湖を見たり、山を泳いだり、谷間を渉ったり、琴を聴いたり、酒を飲んだり、詩を詠んだり……このほど、従化太平町天人山水観光地で、詩人、作家、学者、芸術家、観光客が一堂に会し、文人雅集の形式を通じて、中国の伝統文化と山水の美しさを感じた。

遠くから流浪歌手の弾き語りの歌声がかすかに聞こえてきて、高らかで青々としていた。近くにはサックス、古琴、尺八などの楽器が交互に出陣し、まろやかで奥深い。清らかで奥ゆかしい清渓谷で、古木の苔、例えば飛瀑を鑑賞しながら、女子楽坊が奏でる「雨打芭蕉」「碧澗流泉」を聴いて……

文人雅集の現場

同観光地の責任者によると、雅集は中国文化芸術史上の麗景であり、詩詞、書画、民楽、舞踊、学術弁論などの芸術、学術創作交流と生活の雅趣を結合する方式で、千百年前の文人雅士たちが文会友し、交流を切磋琢磨した歴史的情景を再現することを目的としている。将来、観光地は「天人山水雅集」を嶺南文化の新しい名刺にし、中国の伝統文化を発揚し、嶺南文化の影響力を高め、生活の質を改善し、向上させることに貢献する計画だ。

ここ数年来、従化区は広東港澳大湾区北部の生態文化観光協力区の建設を契機に、広東港澳国際一流湾区と世界級都市群とマッチングする美しい農村の建設を推進し、農村観光業の発展に力を入れている。

「広州市従化区国民経済と社会発展第14次5カ年計画と2035年遠景目標要綱」に基づき、従化区政府は「第14次5カ年計画」時期の観光産業建設を積極的に推進し、レジャーベイエリアの構築に力を入れている。天人山水プロジェクトはその一つだ。それは従化太平沙渓区に位置し、プロジェクトの第一期は北にダイキン峰に臨み、沙渓ダムを懐に抱き、南に銭崗古村——南広東古宿場道の重要な景観ノードを迎えた。

観光地は従化古宿場沿線の歴史的人文と自然資源を十分に利用し、「自然風景+文化資源」の方式に基づいて文化観光ブランドを構築し、従化区の遠近で有名な「網紅観光地」の一つであり、従化区の農村文旅振興の「サンプル」の一つでもある。

文体・旅資源の融合が農村振興を助力する

南広東古宿場道は歴史上嶺南地区の対外経済往来、文化交流の重要な通路であり、さらに広東歴史発展の縮図と文化脈絡の継続である。

ここ数年来、広東省自然資源庁は生態産業の革新的発展をエンジンとし、南広東省の古い宿場の保護利用と文化、スポーツ、観光、農業などの生態産業体系のグリーン要素の融合を推進することを通じて、沿線の貧困農村を貧困から脱却し豊かにする道を歩ませた。広東省自然資源庁が主催した南広東古宿場道オリエンテーション大会は5回以上開催され、プロ選手3万人、100万人以上の体験者が参加し、直接経済効果は約20億元に達した。

専門家の考証によると、従化区太平町の銭岡古宿場道と流渓河古水路は清代の広州府と従化県の間で公文書を伝達する官道であり、従化境内での郵便の要路である。

2016年、南広東古宿場道オリエンテーション大会は初めて従化天人山水観光地に来たが、南広東古宿場道オリエンテーション大会のほか、園区にはオリエンテーション自転車、野戦試合、試合展示、住宅車展示など古宿場をテーマとした関連試合と活動が増設され、従化銭岡村の観光経済の発展をもたらした。広東嶺南文化の精髄を示すと同時に、現地の風土と人情をより深く体得させ、さまざまな特色のある美食を味わうことができる。

今年6月、広東省アウトドアスポーツ協会は天人山水に「広東省青少年アウトドアスポーツ研究基地」、「広東省アウトドアトレーニング開拓基地」、「広東省全国民フィットネスアウトドア活動基地」の栄誉称号とプレートを授与した。

多元生態チェーン構造の消費革新体験

7月19日、全国育成国際消費センター都市工作推進会で、商務部は率先して国際消費センター都市育成建設を展開するリストを発表し、上海、北京、広州、天津、重慶の5都市がランクインした。

広州市の「第14次5カ年計画要綱」は、「第14次5カ年計画」の時期に、広州は国際ブランド集積地、ファッション潮流リード地、中国製造展示地、嶺南文化伝承地、消費革新策源地を建設すると強調した。

同プロジェクトの莫道明責任者によると、広州は全国初の国際消費中心都市に選ばれ、広州の先行試験に得難いチャンスを提供した。将来、広東省の重点建設プロジェクトとして、天人山水は「文化+スポーツ+康養+観光」総合的な文旅プロジェクトに構築される。デジタル化、インテリジェント化、人間性化を通じて、広州文商旅産業の発展を推進する。新技術を通じて新しいモデル、新業態を作り、広州製品、広州サービス、広州ブランドに新しい内包を与えることに力を入れている。（利彦サン）

出典：広州市従化区文化広電観光体育局